それから、いろいろと試行錯誤が始まった。酸味が強いリンゴ、皮の厚いリンゴは長持ちすることが分かった。リンゴの木の根元への有機肥料が重要である。リンゴの枝や稲わらを木の根元に敷き詰めることにより、水分の蒸発を防ぎ、雑草の発生も防ぐことができる。1年では効果が現れず、3年以上継続して、ようやく効果が出てくる。これにより、木が元気になり、皮の厚いリンゴ、酸味が強いリンゴができる。
毎年のように設備投資を行い、多くの手間ひまをかけて、ようやく日持ちがよく、味もよいリンゴを生産できるようになった。これからは多くの方に届けられるように生産量を増やしていきたい。
もっと長持ちするリンゴは作れないものか?との思いで新しいリンゴ新種の開発にたずさわった。今から10年前、地元の有志30名が集まり、名もないリンゴを100種類以上集め、さまざまな組み合わせで育成を繰り返した。
平成30年に品種登録にこぎつけたのが、明秋(めいしゅう)である。従来品種より大幅に長持ちし、極めて見栄えがよいリンゴが出来上がった。
贈答用、特にお見舞い用途にはオススメのリンゴです。
化学肥料や農薬は土地を汚染し生態系を壊してしまいます。環境に配慮して自家製稲わらたい肥を利用した土づくり、除草剤不使用などの取組により、エコファーマーの認定を受けています。
未来の子どもたちに自然を残したいとのおもいで、環境保全に取り組み、毎年、子供たちのカブトムシ採取体験や、中高生の農作業体験を開催しています。
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。海外の方も歓迎いたします!